Monday 17 October 2011

Norwegian Wood




『ノルウェイの森』

ずっとみたかった映画。

実は村上春樹の小説は今ひとつ入り込めないけれど、
彼の書くエッセイは神的なまでに好きという私。

でも、この映画にはもの凄く惹かれたので、
オーストラリア公開を機に鑑賞。

感想・・・

この映画はきっと賛否両論だろうけど、
私はドつぼ。ドドつぼに好き。

表現するのが難しぃほどにユニークな作品。


エロぃのにどこまでもピュアで
悲劇的なのにどこまでも美しく淡々としていて
登場人物の喋る言葉はそんなに多くもないのに
その1つ1つが心をえぐるように響いてくる


母国語でこの作品を見られることに感謝してしまった。

サントラもとてもメロウで素敵・・・



お気に入りの『いい子だから黙ってて』
英訳は『To Shut Up Like A Good Boy』


-東京に来てしばらく僕の生活で大切なものは読書だけだった。
僕の人生はまるで一時停止したようで、
読み漁っていた本の余白と同じようにからっぽだった。


-愛するものを失くした悲しみを癒すことはできない。
どのような真意もどのような誠実さもどのような強さも優しさも
その悲しみを癒すことはできない。
悲しみを悲しみぬいて、
そこから何かを学び取ることしか僕らにはできない
そして学び取った何かも、
次にやってくる悲しみに対しては
何の役にも立たないのだ。


村上春樹はやっぱり天才だわ。

この人の描写を読んでいると、
言葉を大切にしようって思えるもの。


-Monica

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