Monday 7 March 2011

Monica in wonderland 2




私は日本でとある英会話学校のキッズ英会話の担当をしていた。

教えたりすることはモチロン
外国人の先生たちのスケジュール管理や
キッズクラスのレッスンプランの確認
そして、なにより
キッズとのコミュニケーションと
英語の話せないご両親と先生との通訳なんかもしていた。

ま。ほんと何でも屋でした・笑


さて前置きはこれくらいで・・・


オーストラリアの幼稚園でのお仕事が決まって
最初にちょぉっぴり不安だったことが

日本人である。ということ。

またかよっ!と言われるかもしれないけれど、

AUS在住歴3年の純ジャパニーズが
(ハーフでもクオーターでも何でもありません。めっさアジア顔)
果たして地元の幼稚園で
キッズはもちろんご両親にも受け入れてもらえるのだろうか?


―アナタちょっとぉ英語力は大丈夫なのぉ?地元の人じゃないなんてねぇ・・・


とかお母さんグループからイジメられるんじゃないだろうかと
異様にアニメめいた妄想を膨らましていたりもしましたが・・・・・・



全然だいじょうぶでした。



むしろ拍子抜けなくらいに。
自分で自分に足枷つけてどーする?と自分ツッコミしてしまったくらぃ。

でもこれぞ私の中に眠るジャパニーズ・スピリットなのだなあ・・・と。

日本の英会話学校で働いていたときに
何がなかなか難しかったかというと


子供が外国人の先生になかなか慣れてくれない事だった。


アジア人の顔つきではない先生たちの前で
泣き出す子供もいたくらい。

先生の中には黒人の女の先生もいたのだけれど
3才になる男の子に

―ねえ、Monica先生、どうしてあの先生お顔にたくさん泥つけてるの?

と真剣な眼差しで聞かれたこともある。
あれには笑ったなぁ。

まあ、キッズのご両親でさえ先生たちの前でドギマギしている状況を
見かけることが日常茶飯事だったのでムリもないかな。

日本の絵本や子供番組を見たって、
(アニメではなく実際に人間が動いている番組ね。お●あさんといっしょとかネ)
なかなかアジア人以外の・・・もっと言えば
日本人以外の人種の子供も大人も出てこないことが多い。

まあ、大人のみるTV番組だって稀かな・・・

街で外国の人とすれちがったり
コミュニケーションをとったりする機会もまれ。


何についての番組だったかは忘れてしまったけれど
とあるBBCのドキュメンタリーの中で

イラクに住む子供たちが、
ベールを被っていない他の国の女の人を見て大泣きしてしまい、
その女性はあわててベールで顔を覆うと
面白いくらい子供たちが泣き止んだというシーンを思い出した。


子供って見ているようで見ている。
感じていないようでもの凄く感じている生き物なのよね。


オーストラリアはそういった面では
雑種雑多な移民や多国籍な文化が年々大きくなってきているので

アジア人だろーが黒人だろーが関係ない。
私の顔を見て泣き出したり不思議そうな顔をしてくる子供もいない。

クラスの中にはスペイン人の子、日本人とのハーフの子、
アボリジニの子、アイルランドの子、イギリスの子・・・


いろんな国や人種の子たちがいっぱい。


それが普通。

なにが良いとか悪いとかそういう次元のことじゃない。

そういう風にできているのだ。

それぞれの国がそれぞれの個性をもって。

それぞれの文化を生み出してゆく。

しっかし
普通の基準はこうやって小さい頃から自然と身についてゆくんだなあ・・・

だから
私もヘンに卑屈にならずに堂々としていればいいのだ!
と、子供やご両親たちから教えられました。


また少し国際人に近づけたような気がしたMonicaさんでした。

ちゃんちゃん♪


―Monica

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