Thursday 19 August 2010
Journey of life
浄化の旅
先週の始め、
私はとてもカラダが重くて寝てばかりだった。
まるでカラダとココロが何かの準備をしろと言い聞かせられて
故意に眠らされているようだった。
でも今なら分かる。
それはきっとこの旅のためだったんだなぁって。
先週末にシドニーそしてキャンベラへ旅行に行ってきた。
金曜日の午後にシドニーへ到着し
翌朝早くに車で片道6時間。
着いたのはキャンベラ近くの田舎町。
目的はカレのおじいちゃんおばあちゃんへ会うこと。
カレから怖いおじいちゃんおばあちゃんだと聞かされていたけれど
とっても温かい人たちだった。
お家の前に立派なレモンとオレンジの木が横に並んでいて
たくさんたくさん実がなっていてそれがとてもキラキラしていて
-こんなに素敵な木を育てられる
おじいちゃんおばあちゃんならきっと愛情深いんだろうなぁ
っと妙に納得できた。
百聞は一見にしかずなのだ。
おばあちゃんの作ってくれた
トマトのサンドイッチとかオレンジケーキとか
お夕飯にたべたマッシュポテトとビーフシチューとか
全部ぜんーぶが魔法のように美味しくて
私はなんだかみるみる元気になっていくのが分かった。
(別にそれまでも元気だったんだけど)
おじいちゃんは今はほとんど目が見えないけれど
昔はこの田舎町の獣医さんだったそうだ。
私に触れながらずっと使っているという日本製の杖を見せてくれた。
-お年寄りはその人それぞれの経験の結晶だ
と私のママは言っていたけれど
人生の旅の最後に出せる人の力は許す心と愛する心なんじゃないか。
少なくとも私はそういうおばあちゃんになりたいなと
心の底からそう思った。
久しぶりにビーチにも足を運ぶことができた。
カレとたくさん話しながら
浜辺をゆっくりゆっくり歩いた。
波の音も空も雲も太陽の光もおじいちゃんもおばあちゃんも
みんなみんな優しかった。
それから
帰りのシドニーへ向かう車の中で
夕焼けの中を走るカンガルーの群れを見た。
車にひかれた大きなウォンバットも見た。
おとぎばなしに出てくるようなまっ白い馬も見た。
それから
果てしなく広がるまぶしいくらいの星空と
その中をまっすぐ飛んでゆく飛行機も。
あぁ私ってちっぽけだな。
私の我がままや傲慢さも泣き虫なところも
まるっと受け止めて愛してくれる大きな力が地球にはあるんだな。
だから私もできるだけ
優しく理解のある愛情深い人でありたいな。
とりあえず
帰ったら何か植物を育ててみようかな。
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・
そんな
淡々としているけれど
学ぶことが盛りだくさんなおセンチな旅だったよ。
-Monica
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